職務経歴のテンプレに当たる前に読むべき良本3選
「職務経歴書かけって人材紹介会社に言われたけど、どう書いたらいいんだろう・・」
「とりあえず書いたけど、応募企業に刺さってるのかわかんない・・」
こういった悩みはよくあると思います。自分自身も初めての転職のときは右往左往するまま応募し、お祈りメールの山を受け取りました・・・(遠い目)
その後の面接・転職経験や人事側の経験をへて、大きな勘違いをしていた点に気付いたので、記事にしたいと思います。
その後の転職活動では、日系大手広告代理店や監査法人系コンサルから内定をもらいましたので、いくばくかはお役に立つかもしれません。
- そもそも職務経歴書って?
- なぜ職務経歴書が重要なのか?
- 職務経歴書を何となく書くとどうなるのか?
- 書類を作り出す前に、どうあるべきか?を考える
- お勧め図書①:ロジカル面接術
- お勧め図書②:MBA式 面接プレゼン術
- お勧め図書③:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
そもそも職務経歴書って?
新卒の就職活動と転職の大きく違う点が、職務経歴書の存在です。
「え、履歴書以外に書類が必要なの?」という驚きが僕自身もありました。
履歴書が学歴や連絡先などの情報を記載する一方で、職務経歴書は仕事にフォーカスして「どこで何をしてきたのか?」「何が出来る人なのか?」を記載する書類です。
履歴書で見られがちなポイント | 職務経歴書で見られがちなポイント |
・学歴や前勤務先は採用基準に達しているか | ・求める実務能力を満たしているか |
・転職回数から組織適応力に問題がないか | ・自社への応募に意欲を持っているか |
・通勤は無理のない居住地か | ・プレゼン能力があるか |
・希望給与などに隔たりがないか | ・発揮できる強みを自覚しているか |
・趣味や人柄は社風に合いそうか | ・転職目的が納得できるか |
・記載内容に信憑性があるか |
職務経歴書の形式は自由ですが、それっぽいテンプレがネット上に沢山落ちているので、お好きな体裁のものを使うのがよいと思います。
なぜ職務経歴書が重要なのか?
みなさん、転職活動での書類通過率はどのくらいかご存知でしょうか?
学生のときの就職活動ではほぼ100%通っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、転職では書類通過率が10%と言われています。
もう一度書きますが、10%です・・・!
そして履歴書と職務経歴書の見られるポイントをながめると一目瞭然ですが、職務経歴書の方がまちがいなく重要です。
実際採用業務を行っていたときの経験では、履歴書にあるような学歴等はデータベースでの「検索項目」で調べることが出来ます。ここで希望と合う人がいても即面接したいとはなりませんでした。つまり、足きりライン(資格業務の採用で有資格者を一本釣りしたいときを除く)と考えてよいでしょう。
一方で、検索した数人の候補者の中で「面接したい!」と思うのは職務経歴書の内容が魅力的だったときです。「面接したい」時は当然、書類通過ボタンをおすだけでなく、採用側から個別メールを送って面接招待することもあります。
そのため、職務経歴書が最初の大きな関門といっても過言ではないと思います。
職務経歴書を何となく書くとどうなるのか?
人材紹介会社の担当者も職務経歴が重要なことは勿論知っているので、作成サポートはしてくれます。しかし彼らも仕事なので、テンプレやサンプルを提供してあとは微修正をする程度のことが多いと思います。
そうするとどうなるか、、「ウソではないが魅了的ではない」職務経歴書のできあがりです。
理由を考えると当然で、担当者は
- あなたの業界で働いたことはないことが多い
- あなたの行った業務の内容や価値を全て知っている訳ではない
- 100%の職務経歴書になるよう手間をかけるより、出来上がった70%の書類をたくさんの求人企業にばら撒いたほうが手っ取り早い
ためです。
人材紹介会社の担当者の「これでOKでしょう」という言葉にのらず、自分自身で質を高めないと転職活動のトラップにかかってしまいます。
書類を作り出す前に、どうあるべきか?を考える
"実際に手を動かす前に計画を立てろ!"
みなさんも耳にしたことがあるかも知れませんが、職務経歴書でも同じことが言えます。いわゆるテンプレやマニュアル本に当たる前に、どういう状態になったらOKといえるのか、イメージがクリアであればあるほど成功確率があがるのではないでしょうか。
そのイメージを高めるためのお勧め本を3つご紹介したいと思います。
お勧め図書①:ロジカル面接術
学生時代に就活で「お祈りメール知らず」だった先輩から代々とお勧めされている本がこちらです。内容が本質的なので今も色あせていません。
「自己分析を徹底的にやればいい会社に入れるんだ」と思っていた自分には、目から鱗が何枚も落ちました。年度ごとに出版されてますが、内容はほぼ変わらないので古いものを中古でかってもOKです。
お勧め図書②:MBA式 面接プレゼン術
海外はポテンシャル採用をする度合いが低い分、就職や転職におけるノウハウのたまり具合が半端ないです。(その分競争が激しいですが・・・)
ビジネスの士官学校といわれるMBAではどういうキャリアアドバイスがされているのか?それを分かりやすく知れるよい本です。面接だけでなく職務経歴書に活用できる学びも盛りだくさん。
お勧め図書③:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
まずストーリー形式でめちゃめちゃ読みやすいです。転職の際の落とし穴や転職エージェントの使い方など、知らないと大きく間違える罠を解説してくれています。
また働き続けるための知恵を説いている本なので、生き残る術を身につけるためにも役立ちます。
***
以上となりますが、いかがでしたでしょうか?
もしお役に立てたら、ぜひ読者登録お願い致します^^